おしゃれで伝わる看板を作ろう!看板作りのポイントを詳しくご紹介
2021/12/16
看板は自分のお店の顔ともいえる存在です。おしゃれかつ、効果的に集客できる看板とは、どのような看板でしょうか?この記事では、おしゃれで人をひきつける看板作りのポイントをご紹介します。
そもそも看板とはどうあるべきもの?
デザインこだわりすぎて、本来の看板の目的を見失っているケースを見たことはないでしょうか。看板にはきちんとした伝達目的があります。まずは見た瞬間にどんな店なのか、そしてなにを提供するのかが伝わるものでなくてはなりません。
カテゴリーを伝える
肉屋なのかカフェなのか、食事ができるのか軽食だけなのか、外から見てそのサービスがなにかを一瞬で伝えましょう。凝りすぎたために、なにを提供するのかわからない看板になってしまうと、人は心理的に不安になり、その店を選ばないという傾向があります。そのため、「種類」をすぐに伝達できる看板を目指しましょう。
見やすい場所に設置
店の入り口におくのか、それとも建物に直接つけるのかによって、効果は変わってきます。たとえば人通りの多い場所であれば、立て看板なども有効です。しかしロードサイド型の店舗の場合は、車やバイクなどで通り過ぎていくため、高い場所そして大きな文字でなければ見てもらえません。
おしゃれである必要が高いのかを検討
おしゃれであることが有効な店舗はカフェ、ヘアサロン、レストランなどです。逆にラーメン屋などはスタイリッシュすぎると、お客さんは違和感をおぼえてしまいます。自分の店がどのジャンルにあたるのかをよく検討したうえで、ジャンルのイメージに合ったおしゃれさや清潔感をアピールするのがいいでしょう。
訴求効果の高いコンセプチュアルな看板
かつては名前を全面に出し、その脇にカテゴリーを添える程度の看板でよかったでしょう。しかし現在は、名前よりもなにを提供するのかを全面に出す看板のほうが効果的です。
たとえば、名前が「葡萄屋」のイタリアレストランであった場合、漢字がならぶ店舗名を全面にしては、なにを提供するのかが不明です。つまりこの場合は、「気軽にワインと料理を楽しむイタリアン」など、店名よりもコンセプトをわかるようにデザインするほうが集客につながるでしょう。
ロゴを考える
もしまだロゴを作っていないのであれば、自分の店のコンセプトを決める絶好のチャンスです。ロゴは文字にデザインを加えて、自分の店の名前からダイレクトにどんな店なのかをお客様に伝えるための手段になります。
ロゴは、ひと目で会社や店舗がなにを提供し、どうしたいのかを瞬時に伝えられるため、看板作りのうえでとても重要です。ロゴデザイナーなどの専門職も存在します。必要に応じてキャラクターなどを起用するのも効果的でしょう。
色・バランス・素材
自分の好きな色でデザインしても、おしゃれな看板になるとはかぎりません。とくに店舗そのものの色、周りの建物などとのバランスを考えて色や素材など選ばないと、あまり目立たなかったり、逆に浮いてしまったりするでしょう。
たとえば高級なイメージを伝えたいなら、黒・銀・金などのモノトーンで、シンプルな色使いが効果的です。またリラックスできる雰囲気なら、木目調の素材やグリーン、クリームなど柔らかな色合いがいいでしょう。スタイリッシュに攻めるのであれば、ホワイトやブルーなどをベースにしながらも多色使いを避けるほうが、おしゃれでシックにみえます。
書体の種類
書体にはたくさんの種類があり、用途に合わせて選べます。たとえば「勘亭流」は、太めで動きのある明朝体の進化系です。相撲や歌舞伎などによく使われる書体であり、その多くがラーメン店やお好み焼き店など、日本のファストフード店に利用されています。反対に、フランス料理やヘアサロンなど、おしゃれに見せたい場合は避けたほうがよい書体です。
またおしゃれだと思って、アルファベットを乱用するのは、あまり効果的だとはいえません。筆記体などはおしゃれかもしれませんが、もし店舗名が長い場合、正しいつづりで読んでもらえない可能性があります。逆に「flow」など、短い名前であれば、間違えずに読んでもらえ、おしゃれ感も演出できるでしょう。
情報をつめ込みすぎない
伝えたいことが多いからといって、看板そのものにすべての情報をつめ込むことは不可能です。看板はあくまでアイキャッチであるため、じっくりと絵画のように見てもらうものではありません。多くの情報を伝えたいのであれば、色や書体などで雰囲気を伝えましょう。たとえばフランス料理店であれば、青・白・赤のトリコロールを使ってみたり、マッサージサロンであれば、ホワイトベースの看板に癒やし感のある細身の明朝体などを使ったりするといいでしょう。
まとめ
おしゃれかつ、ひと目で見てコンセプトがわかるような看板を作るためのポイントについて、ご紹介しました。看板は個人の趣味嗜好に走ってしまうと、本来の「伝える」という機能が少なくなってしまいます。まずは看板を作るうえで、客観的に自分の店を分析し、どのようにすればニーズにマッチした情報を伝えられるのかを考えることが先決です。
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